富田眼科クリニックの「硝子体手術」|名古屋市中川区の眼科

硝子体手術 VITREOUS

硝子体について

当院は、
眼科の中でも難しいとされている
硝子体手術も対応しています

硝子体手術とは

硝子体手術とは、眼球を満たしているゼリー状の硝子体を除去し、眼の奥にある網膜硝子体の病気を治療する手術です。日本眼科学会のホームページで、「ガムをティッシュペーパーからはがすようなイメージの、とても繊細で難しい手術に分類されます。」と表現されている通り、難しく執刀者は高い技術を要求される手術です。硝子体手術を行える医療機関は限られており、白内障手術を実施している医師でも硝子体手術は行っていない医師が珍しくありません。
当院の診療部長は硝子体手術を中京病院にて行っておりますので、手術が必要な患者さんは中京病院にご案内し、診療部長が執刀いたします。

硝子体手術のイメージ

白目の部分から細い器具を眼球に挿入し、硝子体の切除や網膜の治療を行います。硝子体手術で使われる器具は技術の進歩と共に細くなり、現在では白目に27G(直径0.4mm)の穴(ポート)を開け、そこから器具を挿入して手術を行っています。

硝子体手術が必要となる疾患

黄斑前膜

物を見る時の中心となる黄斑部に薄い膜ができる病気です。この膜が黄斑部に張り付いているだけであれば症状がないことが多いのですが、時間の経過と共に萎縮すると黄斑部の網膜も一緒に引っ張ってしまい、網膜にしわができます。こうなると物が歪んで見えたり、視力が低下したりします。膜を剥がす以外に治療法はなく、点眼や内服は効果がありません。手術で膜を取り除くと徐々に網膜の皺が伸びていきますが、完全に戻らないこともあります。
見え方に異常が出た場合は早めに手術をすることが推奨されますので、見え方に違和感を覚えたら早めに眼科を受診すると良いでしょう。

黄斑円孔

網膜の中心で物を見る時の中心となる黄斑部で、網膜に孔が開く病気です。黄斑は物を見る時の中心となるため、この部分に孔が開くと視力が大きく低下します。孔を塞ぐために手術を行います。孔は数時間~数日で塞がり、そこから徐々に視力が回復していきます。3~6ヵ月で視力が落ち着きますが、一度孔が開いた網膜の神経は完全に回復することはないので、視力も完全には回復しませんが、手術前より見えやすくなります。

網膜剥離

網膜が剥がれる病気で、放置すると失明に至る病気です。なんらかの理由で網膜に裂け目(裂孔)や孔が開いてしまい、眼の中の水(液化硝子体)がそこを通って網膜の下に入り込むことで剥がれていきます。一般的には一部の網膜が剥がれ、そこから徐々に広範囲に剥がれていきます。剥がれた網膜は光の刺激を脳に届けることができず、栄養が行きわたらないため剥がれたまま時間が経過すると網膜の働きが低下します。こうなると手術で元の位置に戻しても見え方の回復が悪くなります。剥がれた網膜を元の場所に戻し、眼の中にガスを入れてうつ伏せで寝ることで、剥がれた網膜を押さえていきます。術後一定期間うつ伏せの姿勢を保つことが重要です。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は糖尿病三大合併症の一つで、網膜の細い血管に酸素が行きわたらなくなり、酸素が不足する病気です。酸素が不足すると酸素を補おうと新しい血管(新生血管)ができるのですが、新生血管は不完全で脆く、容易に出血したり、血管の周りが線維化して増殖膜となって網膜を引っ張ったりします。網膜を引っ張る時に網膜剥離が生じることもあります。
出血や増殖膜がある場合、剥離まで起こしている場合は硝子体手術を行い対処していきます。

網膜静脈閉塞症(RVO)

網膜にある静脈が詰まって出血を起こす病気です。静脈の根元で閉塞したものを網膜中心静脈閉塞症(CRVO)、周辺部で閉塞したものを網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)と言います。どの部分で閉塞するかによって出血する範囲が異なります。CRVOでは網膜全体に、BRVOでは閉塞した静脈の上流部分のみで出血します。まずは薬物やレーザーで治療を行いますが、治療効果が乏しい場合や、硝子体に出血するものは硝子体手術を行います。

網膜動脈閉塞症(RAO)

網膜にある動脈が詰まる病気です。網膜に栄養を運ぶ動脈が詰まると栄養が不足し、網膜は光を感じられなくなります。こうなると急激に視野全体もしくは一部が見えなくなります。どれだけ早く治療を開始できるかによって治療後の回復具合が変わります。
急に視野の全部もしくは一部が見えなくなった場合は、可能な限り早急に眼科を受診しましょう。

加齢黄斑変性

網膜の中心で物を見る時の中心となる黄斑部で加齢性の障害が起こる病気です。物を見る時の中心となる黄斑部が障害されるため、歪んで見えたり、視力が低下したりします。視野の中心が見えなくなる中心暗点が生じる場合もあります。網膜の下に新しい血管(新生血管)ができるのですが、新生血管は不完全で脆く、容易に出血します。網膜下の出血が硝子体へ波及した場合は硝子体手術が必要となります。